ありがとう ROSCon JP 2023!

ROSCon JP 2023は皆様のお陰で大盛況のうちにすばらしい一日間を終えることができました。 ROSCon JP 2023は232名の参加者、24社のスポンサー、そして開催スタッフと、有意義な時間をシェアすることができました。

スタッフ一同、心より深く御礼申し上げます。

次回のROSCon JPについては、後日決まり次第アナウンスします。

ROSCon JP

ROSCon JPは2023年9月26日(火)に東京で開催しました!

ROSCon JP 2023

国際的なROS開発者会議ROSCon 2023の開催に先立ち、公式のローカルROSConイベントである日本版ROSConのROSCon JP 2023が東京で開催されます。 ROSCon JP 2023はOpen Roboticsとの共催で一般社団法人ROSCon JPが主催します。

ROSCon JP 2023

ROSCon JP 2023は丸一日ROSの最新トピックを学び、日本のROSコミュニティとの交流、初心者からエキスパートまで全てのROS開発者にとって素晴らしい機会を得ることができる場となるでしょう。 エキスパートからの様々な技術の話やROS通しか知らない話を聞き学ぶことができ、また開発者同士でアイデアを交換し合ったりすることもできます。

ROSCon JPはROSCon同様、PyConやBoostConをモデルとした開発者会議です。 これまでの本家ROSConは過去12年間の成功裏に開催してきた歴史があり、近年は800人の方が参加しました。 ROSCon JPも開催された過去4年間とも200人以上の方に参加いただき、イベントとして成功しました。 日本のローカルROSConであるROSCon JPは今年は東京で2日イベントとして終日開催し、過去の本家ROSConと同様に、参加者がまだ知らない最新ツールやライブラリに関する技術的な発表やチュートリアルで構成されます。 各発表は20分の発表のほか、5分の発表による構成を予定しています(発表によってはより長いものであったり短いものであったりする可能性もあります)。

ROSCon JPは日本の老若男女全てのROSコミュニティのための開発者会議です。 私たちは職業、性別、住居などに関わらず、ROSに興味を持つ人全ての方にROSCon JPへの参加を検討していただきたいと考えています。そういったことから、私たちは女性や学生の参加を奨励しています。 参加者のみなさまは行動規則に従うようにお願いします。

ROSCon JP実行委員会は女性や学生の参加を妨げる障害を取り除き、より多様性ある参加者を募りたいと考えています。 そこで、ROSConのプログラム同様にROSCon JPでもダイバーシティ奨学金プログラムを提供致します。 もし、より多様性ある参加者を募ることができるアイデアをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください

ROSCon JPではライトニングトークと呼ばれる2、3分の短い発表を行うセッションを予定しています。もし正式な発表を望まれない方には、そのプロジェクトやアイデアをライトニングトークという形でカジュアルに発表することもできるので、ぜひご検討ください。ライトニングトークを行いたい方は、当日午前の最初のコーヒーブレークの際に、発表登録を行ってください。 先着順で対応させていただきます。

ライトニングトークには特別なフォーマットはありませんが、発表は共通のラップトップPCで順々に行うため、事前に発表スライドなどをそのPCに読み込んでおく必要があります。スライドではなくビデオを流すだけでも構いませんが、必ず時間内に終了するように長さを調整してください。 音声は会場では聞き取りづらい可能性もあります。 時間制約があるため、ライブデモを行うことはお勧めしません。

過去のライトニングトークの様子はROSCon JP 2022のウェブサイトもしくは過去のROSConイベントページをご確認ください。

参考に過去のROSConのプログラムや発表スライド、収録ビデオなどの情報をお探しの場合は、ROSCon JPとROSConの過去のウェブサイトをご参照ください。

ROSCon JP 2023の前日である2023年9月25日(月)に講習会を行います。 講習会の内容は実機のロボットを用いた組込みマイコン向け技術の紹介を予定しています。 詳細は講習会を参照ください。

スケジュール

ROSCon JP 2023 の各締切日等

講演申し込み開始

2023年4月3日

講演申し込み締切

2023年6月5日

講演採択発表

2023年7月10日

参加登録開始

2023年6月26日

早期登録締切

2023年8月10日

事前登録締切

2023年9月15日

講習会

2023年9月25日(月)

ROSCon JP 2023 in 東京.

2023年9月26日(火)

スポンサー

ROSCon JPへのスポンサー支援についてご興味をお持ちの方は、ぜひ実行委員会にご連絡ください。

ゴールドスポンサー

シルバースポンサー

ブロンズスポンサー

ダイバーシティスポンサー

下記のスポンサーはROSCon JPのダイバーシティ奨学金プログラムを支援していただいています。

ROSCon JPではスポンサーを募集しています。 ROSCon JPへのスポンサー支援についての詳細にご興味がお持ちの方は、ぜひ実行委員会にご連絡ください。 スポンサー支援案内書もご閲覧ください。

For English information on sponsoring ROSCon JP 2023, see our English sponsor prospectus and contact the organising committee.

ダイバーシティ奨学金スポンサー制度

ROSCon JP実行委員会では本家ROSConと同様に、ダイバーシティ奨学金スポンサープログラムへのスポンサー支援を切に望んでおります。 ダイバーシティ奨学金プログラムは従来、ロボットコミュニティでの存在感が相対的に低かった人たちにもROSCon JPに参加していただき、すべての参加者にとって深くそして満足の体験を提供できることを念頭に設定されています。 ROSCon JPでは特に女性と学生に対しての参加費・渡航費支援のための奨学金としてに枠組みとしてこのスポンサー費を使わせていただきます。

全ての用途別スポンサーの詳細情報はスポンサー支援案内書をご確認ください。 申込書はこちらからダウンロードしてください。

開催会場&参加登録

チケット購入(参加登録)

参加チケットの販売を開始しました:

注意事項:チケットの早期割引は 2023年8月10日 までとなっております。

本場のROSConでもチケットは完売しており、ROSCon JP 2023も完売が予想されております。 チケットの追加販売は行う予定はございませんので、チケットが完売した場合、購入することはできなくなってしまいます。 参加を決めている方はお早めにチケットをご購入ください。

請求書払いをご希望の方

ROSCon JP 2023のチケット購入につきまして、請求書払いをご希望される方は、こちらフォームより必要情報をご入力ください。入力後に請求書を送付致します。

【注意事項】

  • 請求書払いをご希望されるかたは上記のPeatixのリンクから申し込まないでください。
  • 振込期限は2023年8月31日となります。振込期限を過ぎてのお振込みは早期割引になりません。あらかじめご了承下さい。(期日を越えて振り込まれた場合はキャンセルとして振込料を差し引いて自動的にご返金となります。)
  • 恐れ入りますが、振込手数料はお客様負担でお願いいたします。また、主催団体の一般社団法人ROSConJPは適格請求書発行事業者ではございません。
  • 請求書払いも購入はお一人様1枚までとさせていただきます。
  • 請求書払いの場合は、処理のタイミングによってチケットを確保できない場合がございますので予めご理解の上、ご依頼ください。

ダイバーシティ枠について

ROSCon JPでは様々な人にも参加してもらいたいという理念から、ダイバーシティ枠を用意しております。 ダイバーシティとは、人種や国籍、性別や年齢、障害等の有無を問わずに、逆にその多様性を活かし、活動を深めていこうという取り組みです。 ROSCon JPでは、主に学生や女性への参加費・渡航費を支援するための枠組みとして設けています。

具体的には、次の支援策を予定しています。

  • 学生(特に女性の方)のための参加費・交通費および宿泊費の支援
  • お子様連れの方のための託児所の設置および料理の提供

ダイバーシティ枠の申請につきましては審査の上、採択致します。 また、申し込みが多数の場合には、対象者への支援額が一部となることがあります。 申請の締め切りは2023年7月31日(月) 17:00までとなります。 審査の結果は、8月7日(月)までにメールで連絡致します。

ダイバーシティ枠を申請される方はこちらのフォームより申請してください。

開催会場

ROSCon 2023は東京の東京都立産業貿易センター 台東館で開催します。

プログラム

基調講演

ROSコミュニティを牽引する世界のトップリーダーをお招きします。 講演は英語で行われますが、質疑も含めて日本語との同時通訳を提供する予定です。

Dr. Ingo Lütkebohle (Robert Bosch GmbH)

Ingo Lütkebohle氏は、ロボット向けのモデル駆動アーキテクチャおよび開発に取り組んでいた学生時代から、ROSやロボット用のオープンソースソフトウェアのユーザであり開発者として活動してきました。ロバート・ボッシュでの業務では、ROSを利用してロボット製品の開発を行っているエンジニアの支援と、特にROSを利用したロボットシステムの実行時振る舞いの分析と改善に重点を置いています。以前のROSConでは、ROS 2のリアルタイム性能の分析に関する成果を発表しています。また、組込みシステム向けのROSであるmicro-ROSプロジェクトに深く関わっています。

Dr. Dave Coleman (PickNik Robotics)

Dave Coleman氏は、PickNik RoboticsのCEOであり、ロボット産業を牽引するリーダーです。高信頼宇宙ロボットのROSフレームワークであるSpace ROSのプロジェクトリーダーも務めています。PickNik社は8年以上前から、MoveItおよびROSを利用したソリューションを地球内外問わず80社以上の顧客に提供し、成功を収めてきました。PickNik社の創業前にには、Google Robotics、Open Robotics、Willow Garageで勤務してい勤めていました。ロボットの相互運用性に関する国際的な提唱者であり、自律動作制御のエキスパートとしても知られています。また、2014年からはNASAとの様々な協業を行っています。

ROSCon JP 2023 Program

9月25日: 講習会:ROS 2の組込みマイコン向け技術の紹介

ROS 2の組込みマイコン向け技術に関する講習会を実施いたします。組込みマイコン固有のプログラミング技術、ホストとのROS 2通信による移動ロボットの制御方法について学びます。

講習会には別途で参加費が必要であり、ROSCon JPの参加登録時点で「9/25,26両日」の参加オプションを選択してください(講習会のみの参加はできません)。参加人数は25人限定・先着順ですので、ご了承ください。

講習会の教材には、次のロボット・基板を使用します。

講習会では、下記スポンサーが提供するロボットを使用します。

RT Corporation

講習会の受講者は、次の環境のPCを用意して持参いただく必要があります。

  • Ubuntu 22.04 LTS(ネイティブインストールされたもの・Docker等の仮想環境は不可)
  • ROS 2 Humble Hawksbill
  • USB Type-Aポート1口
  • 有線LANと無線LANの双方

対象者:

  • 上記の環境を自身で用意・持参いただける方
  • ROS 2 Humbleの公式チュートリアルの内容を Intermediate まで理解されている方
  • 組込みマイコン向けのソフトウェア開発に興味のある方

講習会資料(一般公開版)

Time Title
12:30 受付開始
13:00 ROS 2開発者のための組込みシステム概論
13:45 講習会用ロボットと開発環境の紹介
14:00 センサ・アクチュエータの操作
  移動ロボットの制御
  ROS 2ホストとの通信による制御連携
  マルチタスク・プログラミング
17:30 発展的な話題
18:00

9月26日: ROSCon JP 2023

ROSCon JP 2023はシングルトラックで運営されます。 プログラム委員会 の判断により下記の発表が採択されました。 他にも、ライトニングトークのセッションを通じてコミュニティのメンバーに発信する機会があります。

プログラムは予告なく変更される場合があります。ご了承ください。 なお、当日に発表者の事情により発表キャンセルになった場合はその時間の繰り上げは行いません。予めご了承ください。

ビデオ撮影とアーカイブは、下記スポンサーが提供いたします。

Asteria ART

Time Presenter(s) Title Abstract Resources
8:30 全員 レジストレーション    
9:00   オープニング Slides Video  
9:10 Ingo Lütkebohle (Robert Bosch GmbH.・ロバート・ボッシュ) 基調講演1 ROSは、パーセプションとモビリティが高度に統合されて様々に進化したロボットシステムを、産業界と学術界の双方に可能にしてきました。ROSは誕生から様々な欠点もあり、ROS 2はそれらの多くを修正するはずでしたが(実際に修正されましたが)、同時にいくつかの問題も招いてしまいました。PR2のベータプログラムから10年以上が経過し、アカデミアでの4年と企業での8年の個人的な経験に基づきながら、ROSの何が良くできていて、何がうまくいっていないのかを語ります。さらに、ボッシュ社がROSを利用している分野(と利用していない分野)とこの理由についても言及し、これからのROSエコシステムに利益をもたらすかもしれない将来の方向性を示します。 Slides Video
10:00 近藤 豊, 野崎 耕平, 外丸 敏宏, 村瀬 和都, 日台 健一, 寺田 耕志 (Preferred Robotics) 家庭用自律移動ロボット「カチャカ」の開発者API公開とROS 2インターフェイス実装 スマートファニチャープラットフォーム「カチャカ」はPreferred Roboticsが販売中の家庭用自律移動ロボットです。独自の深層学習、ナビゲーション、SLAMなどの技術をコンパクトなボディに内蔵しています。今回、近日提供予定の開発者向けAPIとそのAPIを使ったROS 2インターフェイス実装を紹介します。カチャカは家庭用途だけでなく、教育、産業用途にも適用範囲を拡大していきます。
[参考リンク]
Slides Video
10:30 全員 休憩    
11:00 但馬 竜介, 曽根 大樹 (TechMagic Inc.) 持続可能な食品産業のための “ROS for Food” の提案 TechMagicではROSとOSSを活用した調理ロボットや食品工業向けのロボットを開発しています。食産業の非競争領域において、ロボット開発者が利用できる共通の環境を整えていきたいと考えています。本発表では共通のインターフェースの公開、食品用ロボットグリッパー、食品を扱うためのシミュレーションについて話します。食産業の技術開発コミュニティ”ROS for Food”を形成することを目指します。
[参考リンク]
Slides Video
11:20 東 信博, 木津 貴秀, 徳永 和宏, 東條 琢也, 桑原 健 (NTTネットワークサービスシステム研究所) サイバーフィジカルシステム向けサービス基盤の実現に向けたROS2ベースの情報流通基盤および実証実験の取り組みについて 将来の自動運転・遠隔管制をはじめとするサイバーフィジカルシステムの実現には、デバイス/NW/エッジクラウドを含むシステム全体で高いリアルタイム性・信頼性が求められる。本講演では、デバイス/NW/エッジクラウドの緊密な連携によりこれらを実現する基盤である協調型インフラ基盤、および、基盤内での情報流通を担うROS2ベースの協調制御GWと、実現に向けた実証実験の取り組みについて紹介する。 Slides Video
11:35 兵頭 亮哉 (株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AI Lab Agent Development), 岡藤 勇希 (株式会社サイバーエージェント AI事業本部 AI Lab Agent Research) ROS 2 を使用した汎用自律エージェントプラットフォームの開発 対話ロボットや2Dエージェントを使用した、センサ入力、行動認識、内部状態推定、言語生成、行動戦略決定、行動パターン生成、出力の制御を全て包括した ROS 2 統合プラットフォーム構築に関する取り組みについてご紹介します。 Slides Video
11:45 片岡 大哉 AMBER、rosbagとpytorchではじめるお手軽マルチモーダルロボット開発 現在SayCanやRT-1といったマルチモーダルな深層学習モデルによるロボット研究が盛んに行われている。しかし、マルチモーダルなデータセットを収集し効率よく学習を行うにはアノテーション、データセットの変換や前処理など様々な手間がロボット開発を妨げる。本発表では現在開発中のrosbagデータを直接pytorchに読み込ませることでマルチモーダルなロボット開発をサポートするツールについて紹介する。
[参考リンク]
Slides
12:00 全員 ランチ    
13:30 Dr. Dave Coleman (PickNik Robotics) 基調講演2 ロボットのマニピュレータは製造業ではすでによく採用されていますが、この他の産業や分野での応用は、まだそれらの「表面を掻いている」に過ぎない状況です。構造化されていない環境においてロボットマニピュレータを適用するための技術的課題ははるかに大きいですが、必要性はなおさら大きいものです。本発表では、PickNik社がMoveIt、MoveIt Studio、そして現在ではMoveIt Spaceを利用しながら、これまでに様々な困難な課題のいくつかにマニピュレーション及び把持のオープンソースを適用して業界をリードしてきたかを紹介します。農業からゴーストキッチン、海底と宇宙まで、ロボットマニピュレータをより多才にするためにROS 2を活用する戦略について説明します。 Slides Video
14:20 湯澤 一樹, 岸田 歩, 島田 忠雄, 倉谷 和彦 (川崎重工業株式会社) ROS2を用いたKHI製産業用ロボットアーム制御 近年産業用ロボット分野においても、ROS適用の可能性が注目されている。これを受けて、当社製産業用ロボット(RSシリーズ)のROS・ROS2インターフェースの整備を進めている。当社の産業用ロボット動作生成言語で動作させた結果と、MoveIt2で生成した軌跡指令による実動作結果を比較しながら、動作品質を評価し、抽出したROS2パッケージ利用時における課題の解決に取り組んでいる。 Slides Video
14:40 全員(午前の休憩時に発表者受付・先着順) ライトニングトーク Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
Slides Video
 
15:25 全員 休憩    
15:55 田胡 和哉, 三田 渉, 松岡 丈平 (東京工科大学) Behavior Treeツールと地図ライブラリによるアプリケーション開発環境の提案 Behavior Tree(BT)開発環境であるpytwb、および、SLAM出力からベクトル形式の地図を生成するvector_mapを開発、公開したので、紹介する。pytwbは、VSCode環境下でXMLを用いてBT、Pythonで各Behaviorを作成することを支援するツールである。vector_mapは、Pythonオブジェクトの形式でベクトル化された地図情報を生成し、高度な行動プランニングを行うことを支援する。これらを用い、ロボットアプリケーションを構築し、教育機関、企業での研修に用いているので、実施経緯についても述べる。
[参考リンク]
Slides Video
16:10 長尾悠世 (大阪工業大学), 岡本健太 (京都工芸繊維大学), 小林聖人 (大阪大学 サイバーメディアセンター), 吉本幸太郎, 永田暁久, 溝口裕介, 黒田和輝, 荒井杏真, 松崎史弥, 糸園朔, 湯浅拓海, 真田辰哉, 松本拓実, 坂本航, 坂本琢磨, 小林聡太, 西野光, 宮川大樹, 田中俊哉, 小田拓海, 西村樹希, 吉田圭佑, 金城たくと 水上AIロボットにおける三次元環境認識 OUXT PolarisはMaritime RobotX Challengeという水上ロボットの自律移動を行う国際ロボット競技に参加している。競技では未知環境下でオブジェクトを頑健に認識する必要がある。 そこで基盤モデルを利用した水上ロボットで用いる物体認識アーキテクチャを紹介する。そしてOSSとしてGitHubに公開することで、多様な環境に適応可能な物体認識に関する実装例を提供する。
[参考リンク]
Slides Video
16:30 グエン ジュイヒン (Panasonic Asia Pacific Pte. Ltd.) 自律移動ロボット(AMR)のOpen-RMFへの対応方法 弊社では、2020年から病院内搬送用ロボットHOSPIをシンガポールの病院に導入するためにOpen-RMFへの対応を行ってきた。Open-RMFはROS2ベースで開発されているため、ROS2のNavigationを採用したAMRしか対応できないような印象を持つが、実際はそのような制約は存在しない。本稿では、弊社のHOSPI を1例として、どの様に一般的なAMRをOpen-RMFに接続するかを説明したり、Open-RMFの機能を紹介する事で、より多くの日本の開発者にOpen-RMFに興味も持ってもらい使用していただけることを目的としている。
[参考リンク]
Slides Video
17:00 影山 勝彦 (aptpod,Inc.) Open-RMFを応用したクラウドフリート管理システムの構築 弊社、株式会社アプトポッドでは、独自のリアルタイム伝送プロトコルをベースにクラウドから利用できるフリート等の遠隔制御、情報収集のシステムを開発してきましたが、単体のみならず複数のフリート管理機能に対応しようとしたときに、独自にゼロから関連する機能を開発することは容易ではありません。弊社ではOpen-RMFを利用してその課題に対処しようとしました。本発表ではOpen-RMFを利用して試作したモビリティ/ロボット群管理システムについて紹介します。
[参考リンク]
Slides Video
17:10 岡田佳都 (東北大学) SpatialVision: AirPodsで実現する飛び出すRViz AirPodsを用いてRVizで立体視を実現するROS1/2パッケージSpatialVisionを発表します.RVizのカメラアングルをユーザの頭部姿勢に同期させることで直感的な3D空間理解が可能となり,ロボットの操縦や設計に役立ちます.発表では,手軽かつ低コストで立体視を実現する方法,iPhoneとROSの連携,TfやCeresを活用した実装,ROS1/2への対応について紹介します.
[参考リンク]
Slides Video
17:20 全員 クロージングと集合写真 Slides Video  
17:30 全員 休憩    
18:00 全員 レセプション・ネットワーキング    
19:30      
講演募集

投稿締切: 2023年6月5日

※講演募集の投稿は締め切りました。

ROSに関連する講演を募集します。 例えば、ROSのパッケージやライブラリ、ツールの紹介や使用方法、センサーデータの利用方法等のロボット向けのアプリケーション類、ロボット開発のベストプラクティス等を期待しています。 日本人向けの会議なので、提案も講演も日本語です。 英語ができない方も気軽に応募ください。 講演の長さは短くても長くても構いません。 本家のROSCon 2023に講演申込みするつもりの方も、同じ内容を日本語でもプレ発表することを歓迎します。 また、ROS Japan Users Group (rosjp)等で発表済みの内容を提案したい場合は、新しい情報や詳細な説明の追加を期待します。

ROSCon JPでは、ダイバーシティを重視しております。幅広い層からの応募をお待ちしております。

応募された内容は、プログラム委員会が評価し、採択を決定します。 (内容のインパクトと独自性、ROSCon JPでの講演にふさわしいか、オープンな内容であるか等、バランスを勘案して決定する予定です。)

ROSCon JPで発表したい方は、ぜひご応募ください。 もし、何らかの都合で身元を明かしたくない提案をしたい場合は、議論のためにROS Discourseに投稿して相談してください。

日本人向けの会議なので、発表は日本語です。

対象分野

ROS、Gazebo、Open-RMF に関連するすべての内容を募集します。トピックの例を示します。

  • 新しいパッケージやフレームワーク、ツールの提案や紹介
  • 既存のパッケージやフレームワーク、ツールの改善や有用な使用方法の紹介
  • ロボットに特化した開発事例、ベストプラクティス
  • シミュレーション
  • 安全とセキュリティ
  • 組込み技術
  • 実証実験事例
  • 製品開発と商品化、ビジネスでの利用事例
  • 研究成果や教育での利用事例
  • コミュニティと方向性の議論
  • 試験、品質、ドキュメント類
  • ロボット競技会等での経験の共有

ROSConにふさわしいコンテンツの例は、過去のROSCon JPのスライドとビデオアーカイブをご覧ください。

投稿フォーム

【投稿フォーム】

投稿フォームに記載いただく項目の要点は次のとおりです。

  • タイトル(題目)
  • 発表者・提案者(氏名と所属)
  • 希望する講演枠:ショート(〜10分)/ミディアム(〜20分)/ ロング(〜30分)
  • サマリー(200文字以内):ウェブサイト等で講演の紹介に使います。
  • 提案内容:概要、目的(視聴者の利益)、議論のポイント等

プログラム委員会がプレゼンテーションの重要性と貢献を評価するための十分な情報を必ず含めてください。 コードリポジトリやデモンストレーションビデオなど、公開されているリソースへのリンクは特に役立ちます。

ROSCon JP 2023の講演提案の投稿フォームある HotCRP は英語で提供されています。
日本語によるガイドをまとめた Google Documentsをご参照ください。HotCRPのログイン方法を含む使い方、講演提案の申込時の記載項目、よくあるご質問などをまとめています。

重要日程

  • 投稿締切: 2023年6月5日
  • 採択発表: 2023年7月10日
関連情報

実行委員会

  • ジェフ ビグス
  • 江頭宏和
  • 中川友紀子
  • 近藤豊
  • 高瀬英希

プログラム委員会

  • 石郷岡 祐
  • 岡田 佳都
  • 片岡 大哉
  • 近藤 豊
  • ジェフ ビグス
  • 高瀬 英希
  • 但馬 竜介
  • 野村 弘行

過去のROSCon JP

過去のROSCon

ROSConは国際ROS開発者会議として2012年から開催されています。 過去のROSConのアーカイブもあります。

Code of Conduct

ROSCon JPの運営がスムーズかつ全人に公平なイベントになるために、全ての参加者はコード・オブ・コンダクトに従っていただきます。

Social Media

#ROSConJP2023 #ROSConJP #rosjp